2018年現在、全産業でいうと人手は不足しているかもしれません。しかし人口減少率で見るとそんなに騒ぐほど減少はしていません。人手不足の要因はデフレかと思います。介護業界の例では、介護士の資格を保有する人口の半分しか就労していない等のデータを見ると単に劣悪な環境が要因ともとれます。安い・きつい・不安定・希望もないでは継続は難しいですよね。私なら同じ位の給料であれば他の仕事を探します。

建設業は昔から人手不足気味で、特に建築設備は万年人手不足の感があります。要因や理由は沢山ありますが、一つは給料が安く、仕事がきついからです。土日祝日も勤務しなくてはならないくらいの仕事量をこなしている割に給料が安ければ、大半の人が辞めていくのは必然です。さらに劣悪な環境も一因であると考えます。狭い事務所に、集中できない環境、学ぶ環境が無いことです。これでは良い仕事なんて出来る訳もなく、ただ時間とお金を浪費するだけで、人材が定着する訳がありません。さらに追討ちをかけるように、最近は働き方改革等で休日消化や時間外の減の動きがありますが、それに連動して給料も下がるといった本末転倒の動きがあるので、人手不足解消は遠ざかる一方です。ただ、大手も中小も内製で全てをこなすことはもはや不可能に近い状況にあり、楽観はできませんが、希望もあります。手に職を持つ技術者のニーズはこの先数十年は持続可能と考えています。

建設業の内情として、施工図をきちんと書ける技術者が非常に不足しているのが現状で、今後は団塊世代の大量退職、企業の外製化等によって施工図を書ける技術者は増える見込みはないでしょう。建設業の市場規模が縮小されることは予想されていますが、インフラ整備や開発はなくなることはありませんし、建築設備は建築物より先に老朽化し、改修工事が必要となります。人々が経済活動している限り仕事はなんらかの形で継続していくでしょう。ただ、近い将来人工知能等の発達によって図面の一部は自動化されるかもしれません。しかしながら、建築物は多数の工種同士が限られたスペースで同時に作業をするため、施工図がないと到底完成しません。様々な状況を鑑みると人工知能の採用はもう少し先の気がします。

また、当社では、最大限仕事に集中できるよう自宅勤務等の選択肢を考えております。自宅がそういった環境ではないという方は東京都小平に広くて綺麗なサテライトオフィスを用意してありますので、一度見学等したいという方は気軽にメールを下さい。